美しくなりたいというゆるやかな自殺

美しくなりたい。



仕事を辞めて、結婚して、彼の望む慎ましい奥さんになる。

それが1番の「やりたいこと」ではあるけれど、「美しいこと」は大前提だと思う。


彼の同僚、上司に会ったときに、「きれいな奥さんだね」「⚫︎さんの奥さん、すごい美人だった」と言われるぐらい、美しくないと彼に申し訳ない。


仕事から疲れて帰ってきたときに、料理を出す手が、顔が、輪郭が、「かわいい」と思われないと


地元に帰省した時、地元の嫌いな人たちに「綺麗だな」と思われないと


そんな、自分のためのものすごい承認欲求が肥大して、綺麗になりたいと思う。


美しいことは特別なことじゃないけど、美しくないと可哀想。

特別じゃないから努力しても褒められないけど、でも最低ラインに立つために努力しないと


辞めたい。仕事もこんな考え方も

ふくれあがった自己愛も気持ち悪い


人とまともに話せずに、いつも自分の見た目ばかり気にしてる



歯並び、ほおの肉、目の下のしわ、目の形、眉毛、前髪の湿り気、唇の皮、気持ち悪い